教えて達人 - ネットde事例検討
2020年9月
[5] | 2020/10/07 20:59 |
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40歳代 静岡 養護教諭 |
【SLIPERより】 毎月発行していた保健便りが紙の無駄と言われてしまっては、落ち込んでしまいますね。しかし、なぜ無駄と言われてしまったのでしょうか。内容に問題があるのか、その発行頻度に問題があるのか、紙資源の問題か…。 ピンチはチャンスと捉えて、保健便りについてもう一度振り返って考えてみませんか。 ポイント1<読んでもらうための工夫を考えよう> ① ターゲットは誰ですか あなたの保健便りは、誰を対象にしていますか?児童・生徒ですか?保護者ですか?ターゲットをはっきりさせるとより、伝えたい相手に届く保健便りになります。また、児童・生徒がターゲットであれば、内容が発達の段階にあっているか確認しましょう。配付時には担任に重要なポイントを説明してもらいながら配付するなどしてもいいですね。 ② 身近な内容・親近感の湧く内容を取り入れて 例えば、学校独自のタイトル設定(例:○小げんきだより、○中ヘルスニュースなど)や、学校独自の内容を心掛けていますか。養護教諭の専門性を生かした啓発記事はもちろんですが、それに加えて学校全体の様子や保健室の様子が保健便りから垣間見られるような内容にするとよいでしょう。保健行事の報告や健康意識などについて教員や児童生徒にインタビューしてみたり、保護者からいただいた行事の感想などを掲載したりしてみてはどうでしょうか。 ポイント2<毎月発行することの必要性を考えよう> 当たり前のように毎月保健便りを発行しているとのことですが、そもそも毎月発行するのが当たり前なのでしょうか。場合によっては発行しない月、複数回発行する月などいろいろあってよいのかもしれません。伝えたい内容や学校の実態に合わせて検討しましょう。 ポイント3<紙で発行することの意味を考えよう> 学校から配付される紙が多すぎるとはよく言われることです。紙を使った便りを全員に配付することが必要な場合ももちろんあると思います。しかし、どのように活用してもらいたいから紙なのか考えてみてもいいかもしれません。紙媒体でなくても、学校ホームページでの掲載や保護者のメーリングリストに添付ファイルで毎月送るなど他の方法も検討の余地があるかもしれません。 保健便りは誰のものでしょうか。発行すること自体が目的になっていたり、養護教諭の自己満足になったりしていないか、原点に立ち戻って点検してみることも必要ですね。その上で、養護教諭自身が児童・生徒の反応をイメージしながら、ワクワクした気持ちで作成することができるといいですね。 |
[4] | 2020/10/05 00:19 |
60歳代以上/海外/元養護教諭 |
以前、私が養護教諭養成講座を持っていたころ、学生に「保健だよりを実際に作成せよ」という試験を実施したことがありました。評価の視点は、①内容 ②伝達力 ③構図配分 とし、文字やカットの上手下手は最低得点にしました。結果、前員合格。学生の新鮮な意欲とパワーをいただいたことを思い出しました。 当時はタイトルからカットまですべて手書き、毎月の発行が苦痛だったことも多々ありました。そのうちワープロやパソコンが登場し、専門雑誌も「保健だより」用のマニュアルやソフトの提供もするようになってきました。今や容易に出せるようになった「保健だより」の効果も再考すべきところがあるかもしれません。 学校から発行される「お便り」は他に「学校だより」「給食だより」「学年だより」「学級だより」などなどありますね。あなたがご質問のような、もしくはご自分で悩んでおいでなら、学校側に「学校から発行する‘お便り’について」と題し、各担当者からの意見をいただけるよう提案されたらいかがでしょう。 あなたはお若いのですから、伝統を変える新たな方法を発案できるかもしれません。 |
[3] | 2020/09/26 06:20 |
30歳代 東京 養護教諭 |
私はあえて紙の保健だよりを出しています。 理由は、配布時に担任から大切なところを読み上げ、指導をしてもらうためです。 このように、紙で出す理由が自分なりに有るのであれば、紙の保健だよりで良いと思います。 たった1人の意見に振り回されることは無いと思います。 苦労して書いているなら尚更。 読んで貰えるように努力した内容の保健だよりなら自信を持って下さい。 |
[2] | 2020/09/10 12:44 |
30歳代 和歌山 養護教諭 |
私自身は、保健室からの情報発信ツールとして活用しています。 前任の学校に赴任した際(高等学校) 前任者から引き継いだのは 職員から、保健だよりは紙の無駄だと意見が出たらしく クラス掲示用のみの配布をしていたようです。 それを引き継ぐかと悩んだ末に、私は 毎月、起案をし、全校配布をする事にしました。 もし、文句が出ても 『起案通ってますので』と言えるかなと。 その方策にしても、結局文句は出ませんでした。 読まれない事は多いでしょうけれど 生徒でも保護者でも、読んでくれている人もいます。(少数でしょうが) 職務を進める上で、 やはり、根拠と自信を持つ事は必要かと思います。 管理職の力をバックに 足場を固めてみるのも手かなと考えます。 |
[1] | 2020/09/09 22:06 |
40歳代 静岡 養護教諭 |
自分では一生懸命やっている時ほど、無駄というようなことを言われるとショックですよね。私の知り合いの養護教諭は、保健便りをほとんど毎日出している人がいました。今から20年ぐらい前の話ですが、小規模校の小学校(全校生徒15名)でした。内容は、毎日の子どもの様子を掲載しながら、身につけて欲しい健康行動や、自分のコラムのような内容だったと思います。好評で、なおかつ継続力が高く評価されていたようです。私は現在、中学校に勤務していますが、生徒保健委員会でお便りを発行し、自分では発行していません。無駄という意見を一人の意見として気にしないという考えもありますが、保健便りをなんのために書くのか、書いて成果は上がっているのかなど、振り返るきっかけにするのがいいと思います。 |